先日レジデンシャルオーガナイザーの勉強会に行ってきました。
レジデンシャルオーガナイザーとは
建築、インテリアの専門知識+片づけのスキルを持った、ストレスフリーの空間を提案するプロです。「捨てるからはじめない」あなたにカスタマイズした散らからない住まいを提案します。
勉強会は関東と関西でそれぞれ、年に一度開催されています。
今回はミーティングの後、建材メーカー南海プライウッドさんのショールーム見学へ。
収納に特化したショールーム
建材メーカーといえば、床・壁・天井の他、建具などの住宅内装材をイメージしますが、こちらは収納に特化したショールーム。
『365日。快適収納生活。』というコンセプトのもと、家中の収納を取り揃えた展示がされています。
工夫がいっぱい!商品紹介
レジデンシャルオーガナイザーは建築士やインテリアコーディネーターでもあるので、こういう類の商品が大好きな人ばかり。みんなで開けたり引き出したり、いろいろな角度から覗いたり、細部まで見まくってきました。
以下に、私が気になった商品をご紹介します。
たたみボックス収納
置き型家具に似ていますが、上部は畳スペースとして、下部は収納として有効活用できるのがグッドアイディア。一つ(半畳分)から設置できる商品です。
インテリアスリム収納(キッチンカウンター下収納)
一般的にキッチンカウンター下スペースの奥行きは浅いことが多いので、収納家具の背板が無いこの商品は、収納部分の奥行きが最大限に確保できるのが魅力的!
また直接奥の壁が見えるようになるため、壁紙をオシャレな物にしてもいいですよね。
インテリアオープン収納(ワークスペース・テレビボード)
板厚が大きいので重そうですが、板内部はハニカム構造になっているので見た目ほど重量はなく丈夫。
間口が広くてもたわみにくいそうです。
ギャラリーケースとスラックスハンガー
ギャラリーケースはみなが口を揃えて「これいいねー」と言っていた物。引き出しの中がしっかり見えるのが素晴らしい!
私もそうですが、モノって見えなくなると存在を忘れちゃいますからね。
スラックスハンガーはバー部分が隠れるので、引き出しの一つのようになって見た目スッキリ。使うときにバーをスッと引き出せるのがいいです!
ただショールームだと余裕がありますが、実際使うと全てのバーがパンツで埋まるはず。すると、隣り合うパンツが邪魔してしまいにくいことが判明。
バーが可動するといいかもしれませんね。
壁厚ニッチ収納
ちょっとしたところに小さな収納が欲しいことって多々ありますよね。最近は通販でも壁につけられる収納がありますが、これは壁の内部に埋め込むタイプなので出っ張りも小さいです。
壁の厚みを利用して設置するニッチ収納。施工も簡単になっているので、気軽に取り入れられそう。
ブックシェルフ収納
「キッチンカウンター下収納」と同じく、背板なしで直接壁付された本棚。こちらも奥の壁紙で楽しむことができます。
棚板幅は最大1195mm、安心の対荷重50kgで本を収納してもたわみにくいそうです。
設置場所によっては、ゆるやかに仕切る間仕切りとして使うことも可能。既製品と比べるとカスタマイズができるので、サイズも合わせやすいのがいいですね!
ひと昔前の収納家具に比べると、本当によく工夫された商品がラインナップされていました。
暮らす人目線のご提案
今回一緒に参加したメンバー全員が片づけ+インテリア・空間設計のプロ。そのプロ目線で、褒めたりツッコミを入れたり・・・。
メーカー側の製造・搬送・施工のしやすさも重要ですが、実際の生活から予想される使い勝手から、あともうちょっと〇〇だったらいいのにという部分もあるので一緒に商品開発ができるとBESTなのになぁ、なんて感じながら見学してきました。
暮らしを快適にする商品開発もそうですが、レジデンシャルオーガナイザーはどこのメーカー・工務店にも属していないため、純粋に暮らす人目線で提案できる空間設計のセカンドオピニオンとしてもご相談を承ります。
家や収納に合わせるのではなく、あなたが望む暮らし方から間取り・収納を考えていくので、より良い家づくりができること間違いなしです。
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