数年前から、縁あって無農薬野菜販売に携わっています。
もともと「無農薬」にそれほど興味があったわけではないのですが、販売する過程で「スーパーに行かなくても今ここで手に入るし…」という軽い気持ちで無農薬野菜を購入する機会が増えていきました。
ここには自然に逆らわないお野菜たちがやってくるので、いま旬の物が何なのかが分かるんです。
お恥ずかしながら、この歳になって知るという物も多々あり…。また今まで食べたことのない物、食べ方も分からない物もあって、検索しながら調理して日々チャレンジしています。
昨年は初めて梅シロップ作りを体験。
丁寧な暮らしに憧れる私は、ずっと試してみたかったのですがなかなか手が出せず。たまたま無農薬の梅に出会えたのをきっかけに挑戦してみたら、思いのほかうまくできたので今年も調子に乗って作りました。
今まで経験したことがないことをやってみるのは大なり小なり勇気が要りますが、一度経験してみると強いですね。昨年の心配まじりのドキドキが、今回はワクワクの楽しみになっていました。
梅シロップはできあがって1カ月もたずに飲み切ってしまうほど、家族にも大人気!あまりにもあっという間になくなってしまったので、なんだか寂しいなぁ。
夏の終わりに差しかかっている今でもまだまだサッパリした飲み物が飲みたいと思っていたら、今度は無農薬の赤シソがやってきました。これは「作ってみなさいというお達し」と受け止め、早速シソジュース作りにも挑戦!
途中、カタツムリが出てきて一人はしゃいでいました。子どもの頃、部屋で放し飼いにしていた思い出が…。
赤シソジュースの作り方
材料 (原液 約500cc)
- 赤シソの葉 100g
- 水 400cc
- 砂糖 160g
- 酢 100cc
作り方
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- シソは葉だけにしてきれいに洗う。
実はこの「葉」だけにする作業が一番面倒でした。
- 大きめの鍋に湯を沸かし、シソを入れる。5、6分煮ると赤シソが青くなってくるので、ザルにあげてよく絞る。
- シソの汁を鍋に戻し、砂糖を加えて溶かす。あくを取り、極弱火で20分煮る。
- 最後に酢を加えて完成!
- シソは葉だけにしてきれいに洗う。
冷まして冷蔵庫保管。3〜4倍に薄めてお飲みください。
シソジュースは梅シロップのように発酵しないよう気を使う必要がなく、難しくはありませんでした。
今回は子どもにも飲んでもらいたかったのでマイルドなリンゴ酢を使いましたが、ちょっとパンチに欠けるかも。それでも、夏の終わりを楽しめるドリンクができてルンルンです。
まだまだ知らない野菜や食べたこと、作ったことがない物がたくさんありますが、今ならネットで簡単に調べることができます。ちょっと勇気を出して新しいことにチャレンジしながら「暮らしのいろいろを楽しむ」機会を増やし続けたいと思っています。