育休中のお客様から、お仕事復帰前にお家全体の片づけの仕組みづくりのご依頼をいただくことがあります。
4月から復帰する方にとって、まさに今の時期。
お家全体が無理でも、毎日使うキッチンやお客様ご自身のクローゼット、保育園へ通うお子様の衣類は最低限見直して整えておくと、お仕事で忙しい毎日の手助けになることは間違いありません!
選別しにくい子ども服
キッチンやクローゼットは、お客様ご自身が主体で考えやすいのでモノの選別がわりとスムーズに進みます。
しかし、お子様の衣類となると、途端に選別スピードがダウン。
それは、主体が自分ではなく「モノ」になりがちだからなんです。
身に着けるのがお子様なので、着心地や扱いやすさ、好みのモノなのかが実感しにくいんですよね。すると、単なる「モノ」として、使えるor使えない、きれいor汚れている、新らしいor古い・・・のように選別しはじめ、「手放すのはもったいない服」が全て手元に残ることに。
お客様ご自身が買った服ならまだしも、よそからやってくるお下がりが多い場合はなおさら大変。自分好みのテイストではない服も「使えるからとっておく」ことになってしまうんです。
お下がり服は要注意
たいてい、1人目の子には新たに購入した服、2人目以降の子には上の子のお下がりを着させることが多いですよね。
でも、1人目との年の差が開いてしまうと、すでに上の子が着ていた服を手放している可能性が高くて、自宅内で回すお下がり服がないんです。
そこでありがたいのが、よそからいただくお下がり服。我が家も9歳差の兄妹なので、周りからいただけるお下がり服には本当に助かっています。
ただし、この「いただく量」はコントロールが必要!
声をかけられたら何でもいただきたくなっちゃうかもしれませんが、必要以上に「とりあえずいただく」と、のちのち大量の衣類選別をしなくてはなりません。
以前片づけサポートをさせていただいた、年の差兄弟がいるお客様は、よそから来たたくさんのお下がり服をお持ちでした。私でも、一人で選別に向き合うのはつらいほどの量。
ちなみに、あるサイズのパンツだけで50着ほどありました。
ここまでくると、似合うor似合わないとか、好きor好きじゃない、とか考えられない!
数が多すぎて、使えるかどうかという「モノ主体」の選別になり、これからの実生活では使わないたくさんの服までしまって管理しなければならなくなります。それはフルタイムで働く方にとって、致命的な時間ロス。
片づけの鉄則では「人のモノには手を出さない」だけど
本来なら、使う本人が選別・収納・管理していくものですが、まだその能力がない乳幼児の衣類は、「保護者のモノ」として扱っていいと思います。
早い子だと2歳くらいから自分の好みを主張してくるかもしれません。そんな時、我が家の場合は多少ご機嫌を取りながら、でも有無を言わさず、親の自分がいかにラクできるかを軸に服選びをしてきました。
《以下は、あくまでも「ファッションは重視しない」古後スタイルのご紹介》
- トップスは、かぶるタイプ。
お座りできるようになったら、前をボタンで留めるものは基本的に使わない。パッチンボタンならまだしも、動き回る子ども相手にボタンホールなんて論外! - パンツのウエストはゴム。ジーンズは子どもが嫌がるので無し。
時々、こんな小さい子用なのにボタンとファスナーが付いてる!って驚くパンツがありますが、我が家では、自分でボタンとファスナーを留めて履けるようになるまで取り入れません。 - 保育園へ行く平日用と、休日用の服は同じにする。
冠婚葬祭的なものは除きますが、そんな機会はほとんどないので、その時がきたら準備するといった感じ。
娘3歳の時の秋冬シーズンは、トップス5枚でまわしていました!内、2枚は常に保育園のロッカーの中。
我ながらすごかったなぁと思います。
本当はもう少し枚数を増やしたかったのですが、使える100-110センチ服が意外と手に入らず、仕方なくこんなことをしていました。
ただ、よく聞くのは「うちの子、この服がお気に入りで、毎日洗濯させられてるの。着るのはこの服ばっかり・・・。」という話。
結構みなさん少ない枚数でやりくりされてるんですよね。
実は、枚数は多くなくても大丈夫!
もし不安だったら、普段使う衣類とは別の場所に「予備用として数枚」しまっておくのも一つの方法です。まぁ、使わないと思いますが(笑)
こんな考え方や選別方法も一例として参考にしてみてください。
でも「オシャレな子に育てたい」という方は、決してマネしないでくださいね!
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