素敵インテリアにするために、知っておくべき自分のこと

6月に入って、少しずつ日常が戻りつつある今日この頃。一時は、私もほとんど家の外に出ない日々を過ごしていました。こんなに長い時間、家族全員が揃って過ごすなんて稀。

自粛期間前半は、食事のことや、保育園児と一日中一緒というリズムに乗っていくのに必死で、「おうち時間で、普段はできない〇〇をしよう!」なんて、とても無理でした。

仕事ではウェブ会議が増え、なんとか落ち着いてこもれる場所を確保しなければならず・・・。幸い、普段使っていない部屋があったのですが、そこは「とりあえずモノを置いている場所」つまり、よくある納戸化した部屋

「片付けのプロなのに、家に納戸化した部屋なんてあるの?」って思いました?
ありますよぉ!それはそれはとても便利に「とりあえず」と、日用品のストックや、捨てる予定の粗大ゴミや資源ゴミを一時的に置いています。しかも、この自粛期間は普段よりストック品多め。

しばらくは、そんなモノたちに囲まれながらこもっていましたが、当然居心地はよくないんです。こんな状況が思った以上に頻繁になってきたので、自粛生活に慣れて時間も少しずつ取れるようになった頃、この個室を私の部屋にしてしまおう!と決心したのでした。

作業をはじめる前にイメージする

とは言っても、いきなり作業を開始するのは危険!
目的は「私の城づくり」ですが、そのイメージがぼんやりしていると、方向が曖昧で作業が進みにくくなってしまいます。やはり最終的なゴールイメージと、ある程度の計画は必要。

そこでオススメなのは、好きなイメージ画を集めてインテリアコラージュを作ること。
素敵なお部屋だなぁ、なんかこの雑貨って魅力的!なんて感じる写真や画像を大きめのボードや画用紙に切り貼りして、自分の理想の幸せ空間をイメージしやすくするんです。

以前は雑誌やカタログから写真を集めていましたが、今はSNSをはじめ、ウェブサイト上にはステキ画像がたくさん!個人使用としてプリントしたものをコラージュしています。

私は過去に何度か作っていたので、それを引っ張り出してきて眺めてみました。

自分の『価値観』に気づく

好きを集めたコラージュを眺めると、大抵何かしらの共通ポイントが見えてきます。
例えば、キラキラしたガラスの透明感、自然素材のナチュラルなイメージ、ダークな色味の重厚感、ヴィンテージ雑貨や植栽のグリーンなど。

自分が好きなモノやインテリアスタイル、雰囲気などが、ただ頭の中で考えるだけとは異なり、より具体的に目で見てハッキリと確認できるんです。

これがライフオーガナイズでいうところの『思考の整理』。価値観を明確にする、つまり自分は何が好きなのかを知っておくことが大切なんです!

片付け収納は違うけど、インテリアは真似してみる

そして、ここからが楽しいところ。コラージュの写真を元に、部屋を理想のイメージに近づけていきます。

「片付け収納」の場合は、写真を見るだけでは分からない、そこに暮らす人の暮らし方が反映されているので、単純に真似しても自分に合うとは限りません。
でも、インテリアは別。「こんなイメージ・スタイル・雰囲気が好き」という共通した価値観なので、素敵だなぁと思うインテリアを存分に真似してみればいいんです!

今まで適当に置いていた物は見栄えを考えて配置し直すとか、イメージに合う物をしっかり吟味して買い足すなど。足す時は、既存の物との色や形、大きさのバランスは調整しながら。

(ここではあえて片付け・整理収納のことには触れませんが)部屋のイメージが自分好みになってくるとテンションも上がるので、自然とモノの片付け整理もやりたくなってきます。そうなれば一石二鳥。

私の城はまだ製作途中ですが、素敵なインテリアに囲まれて過ごしたい方はぜひ、インテリアコラージュで「自分は何が好きなのか」を知るところから、楽しくはじめてみてください!

古後 静

古後 静

北欧ライフスタイル好きの収納空間プランナーです。住宅建築業界を経て、2011年より整理収納サービス提供。【整理収納】×【住宅設計】両視点から考える収納設計のTipsをご紹介します。丁寧な暮らしに憧れるのに「面倒くさい」が口癖の元リケジョ。ラクするための家事効率アップの仕組み作りが得意な反面、『日々の暮らし』を楽しむことにも挑戦中。

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