前回の記事で、北欧の照明事情についてご紹介しました。
「インテリア」というととかく家具やカーテン、装飾などに目がいきがちですが、「照明」に注目したことはありますか? 照明の使い方を工夫すると雰囲気をガラリと変えることができ、お部屋を立体的にみせることができるんです。 北欧の照明づかいがステキ 最近話題になるヒュッゲの国、デンマークは年間のキャンドル消費...
何の心構えもないままの初海外旅行から年月を経て、私も家の照明でステキな雰囲気を味わいたい!と思うような大人になったわけですが、
いざ自宅の天井に付いているシーリングライトのランプを電球色にしてみると、やっぱり暗め。家族には「暗すぎる」「こんな部屋で過ごしたら目が悪くなる」と文句を言われるしまつ。
でも、そもそも家の灯りの役割って何?
家の灯りの役割
現代日本人にとって、日が沈んでも活発に活動するためには、明るい照明が必要。
しかも、消費電力を抑えたエネルギー効率のいい照明が「良い照明」の代表になっているような・・・。
そりゃ「朝早くから夜遅くまで働くことが素晴らしい!」と評価されてきた国ですから、夜も煌々と明るく照らしてくれる照明が重宝されますよね。
でもね、職場はそうかもしれないけれど、せめて家での灯りは就寝前のくつろぎを与えてくれるものであってほしいなぁと思うんです。
それでもやっぱり活動しちゃうよね、日本人は・・・。
活動もリラックスも
じゃあ日没後、活動するけどリラックスもしたい!という場合にはどうする?
ということで、3つの方法をご紹介します。
タスク照明を足す
既存の部屋全体を明るくする照明とは別に、本を読む時に使う読書灯のように、作業が必要な箇所を照らすタスク照明を取り入れてみてはいかがでしょう?
デスクライトやスタンドライトなどを足すと、作業環境の明るさを確保することができます。
多灯づかいをする
天井のシーリングライトを全体照明として、その他にスポットライトやスタンドライト、フロアランプなどを足してみては?
全体照明を消して、先のタスク照明も含めたその他の照明器具を組み合わせながら使うと、お部屋に立体感がうまれて、今までとは違ったリラックス空間ができるはず。
光のあたり方を工夫する
明るくしたいからといって単に照明の数を増やすのではなく、照明器具からの光の拡がり方や、光があたる先も考えてください。
方向を変えられるダウンライトやスポットライトをお使いの方は、試しに壁面を照らしてみると違いがわかるはず。
ホワッと明るくなりませんか?
また同じ壁面でも、明るい壁と暗い壁では反射の仕方で明るさの感じ方が変わってきます。明るい色味の壁面を照らす方が、反射してくる光の具合によって明るく感じられるんですよ。
「明るさ」は天井のシーリングライトだけで確保しようとするのではなく、いくつもの器具を取り入れて使い方を工夫する。
こんな風にいろいろ試しながら、活動もできるリラックス空間を作ってみてくださいね。
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