自粛期間中「断捨離しました!」という話をよく耳にしました。自宅で過ごす時間がたくさんある時は、モノの整理をするのにもってこいのタイミング。
でも「断捨離したのに、なんだか片付かないのよねぇ」とお悩みの方も多いようです。
それもそのはず。
断捨離してモノを捨てたところで、手元に残したモノを元に戻すだけじゃお困りごとは解決されません。
本当に使いやすく快適な収納の仕組みを作るためには、モノの住所をじっくり考えて決めることが必要になるんです。
モノが減っても片付かない理由
モノが減ると空間に余裕がうまれるので、確かにスッキリはします。でも、モノの置き場所・しまい場所が間違ったままだと、いくらモノが減ったとしても、モノを出してしまうまでの行動がスムーズにいかないので、いつまでもラクにはなりません。
ラクでない=面倒くさい → 出しっ放し or 違う場所にしまい始める → 散らかる・片付かない
こんなサイクルに陥りがち。
行動から決める「しまい場所」
以前お客様で、そんなにモノがたくさんあるわけではなく、むしろ必要最低限のモノしか無いのに片付かないとお悩みの方がいらっしゃいました。よくよくお話を伺ってみると、なぜそこにしまっているのか理由は特に無く、引っ越してきて適当に配置したまま過ごしているとのことでした。
大抵の場合、引越し前後は忙しくて時間がありません。
とりあえず、なんとなくコレはここ、と慌ててモノをしまっていきがちですよね。もしその時のまま過ごしているという方は、一度時間を取って「収納場所」を見直してみてください。
ポイントは、そのモノをどこで使うのか?自分や家族の行動を思い返してみること。
使う場所の近くに収納場所を設けることで、戻す時に何歩も歩かなくてはならないという面倒な行動をしなくて済みます。
この面倒さが解消されると、出しっ放しになることがグッと少なくなるはず。
リバウンドしにくい快適収納
一度しっかり考えて収納する場所「モノの住所」を決めてしまえば、家族のライフスタイルが変わらない限り、ひどく片付かない状態に戻ることはありません。
ただモノを減らすだけではうまくいかないとお悩みの方は、家族の行動を考えて、しっくりくる収納場所を見つけてみてください。そうすることで、リバウンドしにくい快適収納の仕組みができあがりますよ。